“ネイティブに通じる本物の英語力を身につけて欲しい”-英語を教える先生であれば誰もが願うことです。又、学習者なら誰でも、自分の思っていることをスラスラ言えるようになりたいと思います。

 

 しかし現実は、話したり書いたりすること(アウトプット)を、読んだり聞いたりする(インプット)の経験量が十分でないと、どうしても不自然な英語しか出てきません。たとえ学生時代に英語が得意で一生懸命勉強してきた人でさえ、実社会に出てみると「これって本当に英語らしい英語なのかな?」と疑問に思うことが多々あります。これが日本で英語を学ぶ人が必ず経験する壁です。

 

 “この本を読むと私達が本当に使っているコトバがわかると思うよ。”学生の時、そう言ってくれたアメリカ人の友人がいました。厚いペーパーバックの洋書を手渡されましたが、案の定途中でザセツ。しかし、「洋書を読む」ことで彼等が本当に話している英語を知る近道に気付いた瞬間でした。

 

 10年程前に、「大量の英語の洋書を読み英語脳を作る」という洋書多読の方法を知りました。多読での英語学習者を“タドキスト”と呼ぶネーミングまで出来ているとのこと。驚いたことに、皆「楽しいから勉強しているという感覚がない」と言います。それも英語超得意!と言う人が言っているわけではありません。現在では都会は勿論地方でも私立中学校や高校、高専、会社でも、本物の英語力習得のベストな方法の一つとして実践されています。その当時は、大手の英会話学校で教えており、Oxfordの洋書を小学校のクラスで何度か使ってみたことがありましたが、細切れの短文や人工的な会話文の練習&ゲームの授業の時の生徒の反応とは異なり、生徒の食付きが非常によく“楽しさ”の質が異なったのに驚いたのを覚えています。

 

中学高校6年間の学校教育で習う総語数は、中学3年間で1万語、高校3年間で3万語から5万語と言われていますが、多読方式では大人で1年から1年半で100万語のインプットをおこないます。日本語の本を読むのとおなじ感覚で英語を読んでいき、①辞書を引かない ②わからないところはとばす ③つまらなければやめて次の本に移る という多読三原則に従います。

 

つまり、日本の英語教育の100%理解、解釈にこだわり、“勉強する”方法とは正反対なわけですが、この方法を可能にしている理由は勿論あります。それは、スタート地点のレベルが中学校の一学期の授業が終わったくらいのレベルであるということです。実際中学校3年間で出てくる基本語1000語やその基本語の様々な変化形を使いこなせることの方が大切で、通じる英語への上達の近道であるか、体験してほしいと思います。そういった基本語はレベルの高い本になればなるほど使用頻度が少なくなるので、たとえば英検1級、TOEIC900点資格保持者でも、多読未経験者はスタート地点を低いレベルから始めるのは大切だと言われています。尚レベル自体は0.19.0に分かれていますが、大人でも0.33.0ではありません)のレベルからスタートします。

 

 当教室は、多読方式を取り入れている学校や教室とは異なり(そこではレッスン中個別に黙読、あるいはリスニングによるインプットに徹する)洋書は貸し出す形にしております。ネイティブが使うナチュラルな英語を、彼らの生活や文化の背景を感じながら「物語の力」を利用して、大量のインプットを楽しんでください。 又、実際のレッスンでは”話す”という実践英語、アウトプットの訓練をたくさん行います。

 各コースの詳しい内容は、概要を御覧ください。

 

 

 英検、TOEICの取得をおすすめしています。

 準1級、TOEIC900点取得は英語の基礎力完成の一つの目安となりますので、このゴール達成時に当

 教室卒業となります。

 

 自宅の一部屋を用いたカフェスタイルのアットホームな教室です。

 

 

 入会金:3000円

 継続費:2000円(1家族につき。毎年4月のみ徴収)

 毎月の図書費:500円(毎月洋書を購入しますが、ご負担を最小限に抑えています)

 教材費:実費